屋久島「若大将」で 人生初めて セミエビの刺身を食べる
屋久島 宮之浦に宿をとったら、 定番の食事処といえば 「潮騒」
人気店ですので、予約が必須です。
ただし二人とかの場合、開店時間の17:00に行けば、カウンターに案内してもらえます。
今回も一度行きました。 安定感ありますね、どれも美味しい。
その中で今回初めて食べたのが 「ヤクシカのタタキ」
山に登るとたくさんいるヤクシカ。 地元の人は食べてたみたいだけど、観光客の口に入ることはなかったのね。
でも最近解禁されたみたいで、お土産とかでも売ってます。
シカとかイノシシとかって、さばき方でクセが出たり出なかったりってあるみたいだけど、
さすが「潮騒」のは 大変美味しかったです。 脂の少ない馬刺しっぽい感じ? また食べたい。
さてそして、今回 新たにお勧めのお店に出会いました!
そのお店は 「若大将」!!
至さんに教えてもらったんですが、3日のうち2日開いてなかったんです。
「空いてなかった」んじゃなくて、「開いてなかった」 つまり営業してなかったのね。
3日目 とうとう赤提灯に灯が燈ってるのを見つけて、
すでに一軒目でかなりお腹一杯だったんだけど 思わず入ってしまいました。
カウンターに通されたら いきなり この子と目が合っちゃった
置物ではないです、 生きてます、もうほとんど動かないですけど。。。
高級食材 「セミエビ」 ダイビングでもたまにお会いします。
愛嬌のある黒目で、 焼酎呑みながら 「かわいいね~~」と愛でてたんですが、注文が入ったみたい。
変わり果てた姿に
さっきまで 「かわいい、かわいい」言ってた子が目の前で捌かれたたので 「うわ~~」って一瞬思いましたが
プリップリッで 美味しそ~~
めっちゃ写真撮ってたら 「はいどうぞ 美味しそうに撮ってね」 (注: うちが注文したのではありません)
「美味しそうだね~~!」 って騒いでたら 「ちょっと食べるかい?」って
カウンターのお客さんたちに 少しずつおすそ分け
甘くて、プリプリで すごく美味しかったです。 さっきまで目の前で 生きてたからね。。。 美味しく頂いたよ。。
最初にも書きましたが、この日 一軒目である程度しっかり食べてたので 注文は軽いものを2品だけ
あとは島の芋焼酎を頂いてたんですが、 カウンターで飲んでると 大将や並びのお客さんといろいろお話します。
「一昨日も昨日も来たんですけど、やってなかったですね」
「それはごめんね、 海が時化てたでしょ、漁に出れなかったから。。」
「そうか、確かに昨日も一昨日も 首折れサバはどこの店にもなかったです」
「そうでしょ、 うちは自分で魚捕りに行くから、捕れない日は お休みなの。
そーだ! 珍しいものがあるよ、 とびこ。 生のとびこは食べたことあるかい?」
「とびこ」 登録商標 とびっこ 飛び魚の卵です。 プチプチした食感が楽しいお馴染みの魚卵
「生は食べた事ないですね~」
すると目の前でこんな感じで・・
生とびこの軍艦 「はい お待ち!」
生なのでプチプチ感は少ないですが、 ほんのり甘くて わさび醤油と海苔によく合います。
大将は 屋久島の安房にある有名なお寿司屋さん 「いその香り」の社長の弟なんだそうです。
「いその香り」も美味しくて地元の人に人気なお店として 行ったことはなかったけど 名前は知ってました。
「安房の『いその香り』みたいに、宮之浦では『若大将』って云われる店にしたいんですよね~」って。
去年の11月オープンの新しいお店。 あっという間に人気店になりますよ~~ もうなってるのかな?
決して広くない店内ですが お客さんいっぱいで、働いてる人も活気があります。
忙しそうにどんどん魚を捌いていきますが、若大将のトークも炸裂、 美味しくて 楽しいお店です。
いろいろお話ししながら飲んでたら 刺身も出てきた
大将おまかせ、しかもどれも新鮮でおいしいものを 出してくれるまま食べて飲むスタイルは
ついつい箸が進みますね~~
で、お会計は?
ちょっと、最初に注文した2品+飲み物分しか入ってないじゃないですか!? ずいぶん安いよ?
「明日も漁に出るし 残してもしょうがないから食べてもらったの。 サービス」ですって!
若大将、 やるねぇ
観光地で 「ちょっと安くない?」って思うことってあまりないんだけど、
こりゃ、 あっという間に人気店ですね。
(注: サービスの有無やその程度は その日の漁獲量によると思いますので 念のため・・)
屋久島にて photo by nobu & mami ( D750 )
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by nobmami | 2015-05-16 07:38 | 陸上風景